民事判例研究におけるファジ―集合論の応用

ABE method

  

「ファジー集合論」を法学分野の主に民事判例研究に拡張して、種々
の問題を集合として定義した上で、論理的に考察して、一定の結論を
導き出す道筋を定式化するアプローチを明示すると共に、
このアプローチによらない個々の各々の感情的な人間的恣意性をも含む
帰結との間の乖離関係を数量的に明示して、乖離関係が少ない方を妥当
な帰結として提示する方法論を確立することを最終目標とする私の最初
のステップである。

  

「数学」と「法学」を融合(「純粋理数学」と「社会科学」の融合)して

「司法判断」や「行政裁量」、「政策判断」の道具として「数量」を導入し、
「数量」を以って論理を展開をすることにより、何が問題となっているかを、
逆説的に数量を以って明示することが可能となる。

  

このアプローチは、紛争事案を整理し、より最適なる解を導き出す上での、
数量的意思決定を可能にする。

私人間の紛争を端緒として、地域紛争、国際紛争、などの解決のための
選択肢を評価する道具として、有効に機能すると確信する。

2014年7月22日               阿部匡博(Masahiro Abe)

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